着回す楽しみを知ると服はもっと少なくていい

毎朝の服選びがラクになる心地よい発見

クローゼットの前で「着る服がない」とため息をついたことはありませんか?実は、服がたくさんあっても毎日のコーデがうまく決まらない理由は着回しの軸がないからかもしれません。必要なのは数ではなく「組み合わせ力」。少ない服でも多彩に楽しめる着回し術を身につけると、毎朝の迷いがぐんと減ります!

しかも、服を厳選することで部屋がすっきりし気持ちにもゆとりが生まれます。今回は着回しの考え方と実践術、そして続けるためのヒントをご紹介します。まずはワンポイント取り入れてみませんか?

着回し上手になる3つのステップ

着回しを楽しむためには、ただ服を減らすだけでは不十分です。コツを押さえることで限られたアイテムから豊かなコーデが生まれます!

①ベースカラーを決める
 着回しの要はベーシックカラーの統一感です。ベージュ・ネイビー・グレーなど、どんなアイテムとも相性がよく色合わせで悩むことが減ります。

②トップス3:ボトムス2:羽織り1のバランス
 1週間の着回しに必要なのは、トップス3枚・ボトムス2枚・羽織り1枚の計6アイテム。これだけで10通り以上のコーデが可能です。

③アクセント小物で変化をつける
 スカーフやアクセサリー、バッグなどの小物を使うと同じ服でも印象が変わります。飽きずに続けられる大事な要素です。
服の数を減らすほどにコーデの自由度が広がる。それが着回しの魅力です!

着回しの基本は「相性の良い服選び」から

着回し力を高めるには、まず相性の良い服を選ぶことが肝心です。たとえばベージュのワイドパンツなら白、黒、ネイビーなどほとんどのトップスと好相性。逆に、主張の強い柄アイテムは組み合わせが難しく、コーデの幅を狭めることがあります。

1つのアイテムにつき3通り以上の着こなしを考えてみるのがおすすめです。
例えば白シャツなら…

①黒パンツでオフィス風
②デニムでカジュアルダウン
③カラースカートでフェミニンに

こうして考えると「使える服」だけが残っていきます。一枚で何通りも活躍する服を持つことが服を減らす鍵です。

また、素材感にも注目を。シワになりにくくオールシーズン使える生地なら長く着回せて便利です!

続けるコツは「ルールを決めすぎない」こと

着回しにこだわりすぎると逆に疲れてしまうこともあります。続けるためには、あえて「今日は気分で選ぶ」日を設けるのも大切です。

また、季節の変わり目に3ヶ月ごとの見直しをすると気分もリセットされ、クローゼットの中がすっきり整います。衣替えのタイミングに着なかった服を見直してみましょう。

失敗しても「次はこうしよう」と気づければ、それも立派な前進。着回しは完璧を目指さず楽しむことがいちばんです!

よくあるNGとその対策

着回しを始めたばかりの方がよく陥る失敗にはこんなものがあります。

・ベーシックカラーばかりで地味すぎる
 →バッグや靴にカラーや柄を加えると一気に華やかに。

・同じコーデばかりになってしまう
 →コーデ記録をスマホで撮っておくとローテーション管理に役立ちます。

・服を減らしすぎて季節の変化に対応できない
 →季節ごとのアイテムを「+3枚」だけ持つのがおすすめです!

着回しは少しずつ上達していくもの。焦らずに自分のペースで取り入れていきましょう。

今日からできる、クローゼット改革

服が多くても着たい服が見つからない。そんな悩みは着回しの工夫で驚くほど解消されます。少ない服でも毎日を新鮮に楽しめる方法があると知ると、買い物の基準も変わってきます。

まずは、手持ちの服で「3パターンの着こなし」を考えることから始めてみてください。それだけで服に対する見方が少しずつ変わっていくはずです。

クローゼットをすっきりさせて気持ちまで軽くなる。そんな毎日を一緒に目指しましょう!